大阪随一のラーメン激戦区・福島にあって、ラーメン人生JETと名声を二分すると言っても過言ではない人気店・燃えよ麺助。今や1時間待ちの行列も当たり前となった燃えよ麺助では、鴨と貝という、ラーメン界ではメジャーとは言えない食材を軸に据えたラーメンを提供しています。
そんなちょっと変わった?ラーメンを楽しみに、JR大阪駅から環状線で1駅の福島駅へ行ってみると…
燃えよ麺助|大阪一のラーメン激戦区・福島でも筆頭格のラーメン人気店…鴨と貝、あなたはどっち派?
とある金曜日、お店に到着したのはちょうどお昼の12時をまわったくらいでしょうか。ランチタイムど真ん中なのでそれ相応の行列を覚悟していましたが、幸いこの日は並んでいる先客が6〜7名といったところ。15分程度の待ち時間ですんなり店内に入れました。
ちなみに、食事を終えてお店を出るときには行列が3倍くらいの長さになっていたので、いくらコロナ禍の真っ最中とはいえさすが人気店、侮ってはいけません。
燃えよ麺助はカウンター席が9脚のみ、客席の後ろに人が1人通れるくらいのスペースしかない小さなラーメン屋。その入り口の右手に券売機があり、食券を購入してから席に着きます。
さて、鴨と貝、どっちを頼もうかな…券売機を目の前にしてほんの10秒程度固まっている間に、頭の中では「鴨、貝、鴨、貝、…」と100回くらいは2つの単語がこだましだでしょうか。こんなとき、僕はだいたい券売機で先にボタンがある方を購入します。お店の立場なら、お客さんに食べて欲しい!と思っているメニューから先に並べてくると思うので。
というわけで、今回は券売機の一番左上にある最上級メニューの「特製紀州鴨そば」に決定!となりましたが、あいにくボタンに赤いバッテンが付いていたので、その隣の「味玉紀州鴨そば」で麺助デビューを果たすことにしたのでした…
燃えよ麺助のメニュー例(値段は税込)
- 紀州鴨そば 900円
- 味玉紀州鴨そば 1000円
- 特製紀州鴨そば 1250円
- 金色貝そば 850円
- 味玉金色貝そば 950円
- 特製金色貝そば 1200円
- 鴨とり飯(ランチタイム) 290円
- 炙りチャーシュー丼(ランチタイム) 270円
味玉紀州鴨そば:見た目は鴨南蛮を意識?でも食べるとちょっと違う…燃えよ麺助自慢の一杯はどんな味?
さて、カウンターに座って約10分、味玉紀州鴨そばが着丼となりました…

パッと見、丼の表面積の半分を占めるレアチャーシューのインパクトがすごいですが、鴨肉チャーシューと焼きねぎで和風の鴨南蛮そばっぽい雰囲気も感じられます。

まずはスープから一口…ほんのり甘めの醤油出汁ベースで、見た目よりもあっさりしたスープです。鴨というと少しクセがあるイメージもありますが、この鴨出汁のスープはクセが全く感じられず、喉越しが良いので丼を持ち上げてゴクゴク飲み干せてしまう感じです。

これに対する麺は、京都の人気店・麺屋猪一と同じくしっかり角が立ったストレートの細麺。こちらも日本の鴨南蛮を連想させるのに十分な存在感ですが、口の中に入れると小麦の香りがふわっと口いっぱいに広がって、やっぱりこれはラーメンだったんだなぁ〜と現実に引き戻されます。見た目に反してかなり強いコシがあるので、食べ応えも十分です。

そしてこの鴨チャーシュー。表面は香ばしく中はレアという絶妙の火加減。こちらもジューシーでありながら鴨肉特有のクセがなく、とても上手に仕上がっています。ただ、個人的にはこの鴨チャーシューが1枚しか入っていないのは残念に思いました。豚チャーシューいらないから、あと1〜2枚鴨チャーシュー増やしてくれると嬉しいかな。
味のしっかり染み込んだ煮卵も納得の味なのですが、どうもトッピングで豪華にしていくほど鴨のコンセプトが薄れていくような気がするんですよね。僕が次にこの紀州鴨そばを食べるときは、きっと追加トッピングなしのシンプルな鴨そばにするでしょうね。
難波の行列店・なにわ麺次郎とも深いつながりが…燃えよ麺助へのアクセスは、最寄り駅のJR環状線・福島駅から徒歩1分
そんな燃えよ麺助ですが、店主が実は難波の行列店・なにわ麺次郎の店主と兄弟なのだとか。で、弟さんは独立前に燃えよ麺助でも修行されていたらしいです。言われてみれば、大きなレアチャーシューや三つ葉など、トッピングにも共通点がありますよね。それにしても、兄弟揃ってラーメン職人とはすごいな…
それでは、お店の詳細です。店舗データはこちら…

燃えよ麺助 [star rate=\”4.0\”]
住所:大阪府大阪市福島区福島5丁目12-21
電話番号:06-6452-2101
営業時間:11:30-15:00、18:00-21:00
定休日:月曜日
駐車場:なし
クレジットカード払い:不可(食券制)
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